更新日:2025/9/30

妊活中のお酒はいつからやめるべき?リスクの高い時期と男女別の影響を解説【産婦人科医監修】

リスクの高い時期と男女別の影響を解説!【産婦人科医監修】
FacebookTwitterLINE

妊活中にお酒を飲んでも大丈夫?」と不安に思っていませんか?

妊活を意識し始めると、食生活や生活習慣など、気になることがたくさんありますよね。

特に、毎日の楽しみやストレス解消として飲酒が習慣になっている方にとっては、「お酒をやめる」ことは大きな悩みとなるでしょう。

そこでこの記事では、そんなお悩みを抱えるあなたのために、3つのポイントを詳しく解説します。

・妊活中のお酒が身体に与える影響
・男女別の注意点
・いつからお酒を控えるべきか

また、お酒の代わりにおすすめの飲み物や、妊活中に注意したい食習慣についてもあわせてご紹介

今日から取り入れられる妊活習慣を、ぜひ夫婦で一緒にはじめてみてくださいね。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmitas監修・妊活専門産婦人科医】美加レディースクリニック院長 金谷美加先生

生殖医療専門医、産婦人科医、母体保護法指定医、医学博士

実は妊活期と妊娠期では必要な栄養素は違います。市販の葉酸サプリは「妊活期」と「妊娠期」を分けていないものもありますが、時期ごとに必要な栄養素を摂ることが大切です。
栄養だけでなく、冷えにも気をつけたいもの。子宮の血流が悪いと卵子着床が難しくなり不妊の一因にも繋がるため、しっかりと体を温めることが大事です。

美加レディースクリニックホームページ

妊活中のお酒はどう影響する?研究から見る男女別リスク

「妊活中のお酒は少しなら大丈夫」「ストレスを溜めるくらいなら飲んでもよい」と聞いたことがある方もいるかもしれません。

しかし、結論からお伝えすると、妊活中の飲酒は男女ともに妊娠率を下げる可能性があるため、できるだけ控えることがのぞましいです。

まずは、お酒が男女の身体に与える影響について、具体的な研究結果を交えながら見ていきましょう。

女性の体への影響

女性の妊活において、アルコールの摂取は卵子の質やホルモンバランスに影響を及ぼし、妊娠しづらい身体になるリスクを高めることがわかっています

海外の大規模な研究では、「全くお酒を飲まない女性」と比較して、「軽度の飲酒(1日あたり12.5g未満のエタノール摂取)」でも受胎力(妊娠できる能力)が11%低下し、「中程度から多量の飲酒(1日あたり12.5g以上)」では、受胎力が23%も低下するという結果が出ています(※1)。

12.5gのエタノールは、ビールならロング缶1本、日本酒なら1合弱、ワインならグラス1杯分に相当します。

飲酒量全く飲まない軽度の飲酒中程度から多量の飲酒
受胎力10.890.73

別の研究(デンマーク)でも、「週に5杯以下」の飲酒でも妊娠しにくさが認められ、「週に10杯以上」では妊娠の確率が著しく低下するという結果が出ています(※2)。

このように、飲酒量が増えるほど妊娠しにくくなる傾向があることがわかります。とくに妊活にはホルモンバランスの安定がカギとなるため、飲酒による乱れは避けたほうがよいでしょう。

男性の体への影響

妊娠できるかどうかは女性だけでなく、男性の健康状態にも大きく左右されるもの。

男性の場合、時々飲む程度であれば妊娠率に大きな影響はないとされていますが、過度な飲酒は妊娠率を低下させる原因になります。

男性がアルコールを過剰に摂取すると、精子の量や運動率が低下したり、精子のDNAに損傷を与えたりするリスクを高めることが報告されています(3)。

また、男性に週1回以上の飲酒習慣があった場合、出生児・乳児の低出生体重・早産・脳神経障害・学習障害・行動異常・免疫異常などのリスクを高める可能性も示唆されています(4)。

妊活は夫婦で取り組むことが大切です。ふたりでしっかり話し合い、お互いの身体を気遣いながら、お酒をやめたり控えたりするよう心がけてみてください。

妊活中はいつからお酒をやめるべき?

妊活を意識しはじめたら、少しずつお酒の量や回数を減らしていけるのが理想的です。

とくにタイミング法を実践している方や排卵日を意識している方は、体の状態に合わせて禁酒のタイミングを調整していくことをおすすめします。

排卵日前〜着床期以降は特に注意

もっとも注意してほしいのが、排卵日前後から着床期です。排卵日前後は、卵子と精子が受精する重要なタイミング。

この時期にアルコールを摂取すると、卵子や精子の質に影響を及ぼし、受精の妨げとなる可能性があるため、禁酒することが推奨されています

また、着床期(排卵の約1週間後)以降も、受精卵が子宮内膜に着床する非常にデリケートな時期

アルコールによってホルモンバランスが乱れると、着床がうまくいかなくなるリスクが高まるため、お酒は飲まないようにしましょう。

反対に、赤ちゃんの先天異常を防ぐために、妊活中から飲み始めたいのが葉酸サプリ。お腹の赤ちゃんが元気に成長するためには、禁酒とともに葉酸の摂取が必要です。

厚生労働省も摂取を推奨している葉酸サプリについては、こちらからチェックできますよ

妊娠初期からは必ず禁酒しよう

妊娠が判明したら、すぐに禁酒を始めることが何よりも重要です。妊娠初期は赤ちゃんの重要な器官がつくられる時期であり、アルコールが胎児に与える影響が大きくなります

とくに、胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)という、赤ちゃんの発育や脳に障害を引き起こすリスクを高める可能性があります。

妊活中から禁酒の習慣をつけておき、スムーズに禁酒できる状態にしておくとよいでしょう。

妊活中にお酒を飲んでしまったら?

妊活中に「うっかり飲んでしまった」「妊娠に気づかず飲んでしまった」というケースもあるかもしれません。

妊娠超初期にあたる時期は、ママの摂った栄養を赤ちゃんに運ぶ「胎盤」がまだ完全に形成されていません。そのため、アルコールが直接赤ちゃんに届く可能性は低いと考えられています。

気づいた時点で飲酒をやめれば、必要以上に不安になることはありません。不安な場合は、かかりつけの産婦人科で相談してみましょう。

心配な方は、こちらのコラムも参考にしてみてくださいね。

お酒の代わりに楽しみたいおすすめの飲み物

妊活中はお酒をやめたほうがよいとわかっていても、「飲酒が習慣になっているから、急にやめるのは難しい」「毎日の楽しみがなくなるのはつらい…」という方もいるかもしれません。

そんなときは、お酒の代わりになるようなノンアルコールドリンクを試してみてはいかがでしょうか。お好みに合わせて選んでみてください。

  • ノンアルコールビール・ワイン:お酒好きの方や「飲んだ気分」を味わいたい方に。ビールやワインのテイストを再現した見た目や香りで、物足りなさを感じません。
  • ルイボスティーやハーブティー:リラックスしたい方に。ハーブティーはカフェインレスのものを選びましょう。
  • 炭酸水(無糖):糖分を控えたい方に。レモンやライムを入れて好みのテイストにしても⚪︎。

自分に合った「お酒代わりの一杯」を見つけて、無理なく禁酒を続けていけるとよいですね。

check ✔︎

妊活中の上手なお酒の断り方は?

まだ妊娠していないだけに、妊活中はお酒を断る言い訳に悩みますよね。

飲み会などでうまくお酒を断るには、あらかじめ「今日は体調があまりよくないから」「最近胃の調子が悪くて…」と伝えておくと断りやすいですよ。

周囲に心配をかけたくないという方は、「健康診断が近くて」「人間ドック前なので」というのもおすすめです。やんわり上手に断る工夫をしてみてくださいね。

アルコールだけじゃない!妊活中に注意したい4つの食習慣

妊活中に見直すべきなのは、アルコールだけではありません。ここからは、妊娠しやすい身体づくりのために取り入れたい4つの食習慣について解説します。

1.栄養バランスのよい食事を心がける

妊娠しやすい身体づくりの土台となるのは、ホルモンバランスが整った状態であること。妊娠に関わるホルモンが正常に分泌されてはじめて、着床につながります。

ホルモンバランスの正常化には、栄養バランスのよい食事が欠かせません。妊活中の女性が意識的に摂りたい栄養素には、葉酸、鉄分、カルシウム、ビタミンD、亜鉛などがあります。

◆妊活中の女性が摂りたい栄養素

栄養素妊活への効果
葉酸妊娠前〜妊娠初期に不足すると先天性異常(神経管閉鎖障害)のリスクが高まる
鉄分子宮内膜を形成し、卵子の老化を防ぐ
タンパク質女性ホルモンの分泌を安定させ、排卵障害のリスクを減らす
ビタミンD卵巣機能を高めて子宮内膜の状態を改善し、受精卵の着床を助ける
亜鉛生殖機能低下を予防し、生理不順を改善する

とくに葉酸は、妊娠の1ヶ月以上前から摂取することが推奨されている栄養素。

食事だけで十分に摂ることが難しいため、厚生労働省でもサプリメントでの摂取をすすめています(※5)。詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

妊活を考え始めたら、禁酒とともに葉酸サプリを始めましょう。

妊活中の栄養バランスは葉酸サプリ『mitas』がサポート!

妊活中は葉酸の摂取やバランスのよい食事が大切ですが、「忙しくて栄養バランスを考えた食事を用意する時間がない…」と悩む方もいるかもしれません。

そんなときは、葉酸サプリ『mitas』で手軽に栄養バランスを整えるのがおすすめです。

◆妊活女性向けサプリ『mitas』が選ばれる5つの理由

  • 不妊症専門クリニックの院長が監修した妊活専用サプリ
  • スギ薬局で一番売れている妊活サプリ(※)
  • 葉酸や鉄分、ビタミンDをはじめ、多くの栄養素をバランスよく配合
  • 国内製造にこだわり、6つの無添加で体にやさしい
  • 妊活の大敵「冷え」をケアする和漢成分を配合

※2024年7月スギ薬局の妊活サプリ売上実績

もちろん、妊娠前からの摂取がすすめられている葉酸は、厚生労働省推奨の400μgを配合。妊活に必要な成分が1日目安の4粒にぎゅっと詰まっています。

妊活中の栄養サポートは、食事に加えてmitasひとつでOK!

mitasの詳細や、お得に試す方法を知りたい人はこちらをチェックしてみてくださいね。

また、妊活中の男性も、亜鉛、マカ、葉酸、抗酸化成分を摂ることで、精子の質をサポートすることができます。

◆妊活中の男性が摂りたい栄養素

栄養素理由
亜鉛精子を作るミネラル。精子の形成、品質、および運動能力の向上に重要
マカ男性機能を高める成分を多く含み、なかでもアルギニンは、ホルモンの分泌を促進し、性欲や気力に影響する
葉酸細胞の生まれ変わりに必要な栄養素。不足するとDNA損傷精として残り、妊娠しにくい精子が作られてしまう
抗酸化成分(ビタミンCとE)体内の酸化(老化)を予防。精子の形態異常を減少させ、授精能力を高める

これらの栄養バランスが心配な妊活男性には、妊活に不可欠な栄養素をオールインワンで配合した男性用妊活サプリ『mitas for men』がおすすめです。

◆妊活男性向けサプリ『mitas for men』が選ばれる5つの理由

  • 男性妊活の専門医が監修した妊活専用サプリ
  • 精子を作るマカ、セレン、葉酸を配合
  • 精子の質にアプローチする亜鉛がたっぷり
  • 抗酸化をサポートするビタミンCやビタミンE、コエンザイムQ10、リコピンを配合
  • 妊活に必要な栄養素が1日2粒で摂れる

「妊活は女性のもの」と思われがちですが、お酒やたばこ、仕事のストレスが多い男性こそ、体を整える妊活サプリが必要です。

1日2粒で始められる手軽な妊活習慣を今から取り入れてみませんか?

また、せっかくふたりで妊活サプリを始めるなら、妊活女性向けサプリ『mitas』と妊活男性向けサプリ『mitas for men』がセットになった『カップルセット』がおすすめです。

カップルセットなら、男女それぞれに必要な栄養補給をふたりで同時に始められます。しかも、単品で買うよりも1,000円もお得公式サイト限定の特別セットです。

さらに、女性向けmitasを単体で飲んでいた方よりも、カップルセットを飲んでいたご夫婦のほうが、妊婦さん向けサプリへの移行率が1.3倍も高いといううれしいデータも!

※2023年4月の調査結果(自社調べ)

夫婦でお酒を控えると同時に妊活サプリをはじめて、ふたり一緒に妊娠に向けた身体づくりをめざしてみませんか?

\セットなら1000円OFF!/

妊活中の栄養を整えてくれる妊活サプリについてもっと詳しく知りたい人は、こちらもチェックしてみてくださいね。

2.カフェインを摂りすぎない

お酒だけでなく、コーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインも、過剰摂取には注意が必要です。

ただし、過度に制限する必要はありません。1日にコーヒーカップ1~2杯程度であれば、問題はないとされています。カフェインは利尿作用があるため、水分補給に注意しながら、過剰摂取には注意しましょう。

コーヒー1~2杯では足りない方は、デカフェやカフェインレスの飲み物を上手に取り入れるとよいでしょう。

妊活中のカフェイン摂取についてより詳しく知りたい方は、こちらのコラムも参考にしてください。

3.糖分の多いものを控える

糖分が多い飲み物や食品を摂りすぎると、血糖値のコントロールがうまくいかなくなり、インスリン抵抗性や糖化が進む可能性があります。

これが原因で、卵子や精子の質が低下したり、排卵障害を引き起こしたりして、不妊のリスクを増加させる可能性があるのです。

甘いものが好きな方は、間食を果物やナッツなど、自然な甘みのあるものに置き換えてみるのがよいでしょう。

4.トランス脂肪酸を避ける

スナック菓子やファストフード、マーガリンなどに多く含まれるトランス脂肪酸も、妊活中の過剰摂取は避けたほうがよいでしょう。

トランス脂肪酸は、卵子の質に影響を与えるという研究結果も報告されています。

普段からこれらの食品を頻繁に食べる習慣がある場合は、注意が必要です。健康的な食生活を意識し、少しずつ食習慣を見直すことが妊活成功のカギとなります。

妊活中はお酒を控えながら、食生活も見直そう

この記事では、妊活中のお酒が身体に与える影響や、男女別の注意点について解説しました。

  • 妊活中の飲酒は、男女ともに妊娠率を下げる可能性があるため、控えることが理想的
  • 特に排卵日前後から着床期にかけては禁酒がおすすめ
  • 禁酒をはじめとした妊活は、女性だけでなく男性もいっしょに取り組むことが大切

また、妊娠しやすい身体づくりには、栄養バランスのよい食事など、飲酒以外の生活習慣を見直すことも重要です。

夫婦でいっしょに健康的な食生活を意識し、栄養面をサポートするなら、mitasシリーズの『カップルセット』を活用するのがおすすめです。

ふたりで支えあいながら、妊活を前向きに進めていきましょう!

参考文献:

※1:Female alcohol consumption and fecundability: a systematic review and dose-response meta-analysis | Scientific Reports

※2:Does moderate alcohol consumption affect fertility? Follow up study among couples planning first pregnancy - PMC

※3:Investigating the association between alcohol intake and male reproductive function: A current meta-analysis - PMC

※4:Fathers and alcohol. Implications for preconception, pregnancy, infant and childhood health outcomes | Connections

※5:妊娠前からはじめよう!健やかなからだづくりと食生活BOOK|厚生労働省

FacebookTwitterLINE
\ 送料無料 /
mitas series オンラインショップ

mitasシリーズでは、
必要な栄養素とお悩みをサポートする
5つのラインナップをご用意しています。

▾ 公式インスタグラムをフォローしよう

mitas series 公式インスタグラムmitera organics 公式インスタグラム