更新日:2025/9/24

黄体期のおりものの特徴は?妊娠したときとの違いと注意したいサインを解説【産婦人科医監修】

黄体期と妊娠したときのおりものの違いと、注意したいサインを解説
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妊活中は、ちょっとした体の変化も気になりますよね。とくに黄体期のおりものは「妊娠のサインと関係があるのでは?」とドキドキする方も多いでしょう。

この記事では、黄体期に見られるおりものの特徴について解説!妊娠初期のおりものとの違いや、妊娠しているかどうかを判断するポイントについてもあわせてご紹介します。

さらに、妊娠以外でおりものが変化する原因や、婦人科の受診を検討した方がよいケースもまとめているので、あなた自身の健康を守るヒントとしても役立ててくださいね。

この記事に登場する専門家

【葉酸サプリmitas監修・妊活専門産婦人科医】美加レディースクリニック院長 金谷美加先生

生殖医療専門医、産婦人科医、母体保護法指定医、医学博士

実は妊活期と妊娠期では必要な栄養素は違います。市販の葉酸サプリは「妊活期」と「妊娠期」を分けていないものもありますが、時期ごとに必要な栄養素を摂ることが大切です。
栄養だけでなく、冷えにも気をつけたいもの。子宮の血流が悪いと卵子着床が難しくなり不妊の一因にも繋がるため、しっかりと体を温めることが大事です。

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黄体期のおりものの特徴は?

おりものは、膣内を清潔に保つ自浄作用や、排卵期に精子の通過を助ける大切な役割があります。体の状態を映すサインのひとつであり、その様子は月経周期にあわせて変化していきます。

まずは、黄体期に見られるおりものの特徴を見ていきましょう。

黄体期のおりものの状態

黄体期のおりものは、白っぽく濁り、粘り気のあるどろっとした質感になるのが特徴です。

量がピークに達する排卵期に比べると少なくなりますが、乾燥すると黄色っぽく見えることもあり、「下着につくのが気になる」という方も多いでしょう。

おりものは月経周期によって変化する

おりものは女性ホルモンの影響を受け、周期に合わせてその量や質感が移り変わります。これらの変化の多くは、体が正常に働いていることを示す自然な現象です。

おりものの量は卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量に比例しており、エストロゲンが増える排卵期は量も多く、精子が子宮に入りやすいようにとろみがあり伸びのいい状態になります。

一方で、排卵期を終えて黄体期に入ると、エストロゲンの分泌が減り、黄体ホルモン(プロゲステロン)が優位に。その影響でおりものの量は減少し、質感も大きく変化していくのです。

おりものの状態
卵胞期・量が少なくさらっとしている
・生理後は経血が混じって茶色っぽくなる
・排卵期に向けて徐々に量が増える
排卵期・最も量が多い時期
・卵白のように透明でとろっとした状態
黄体期・量が少なくなり、白濁してどろっとした状態に
・生理前は再び量が増え、においが気になることも

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エストロゲンとプロゲステロンって?

卵巣から分泌される女性ホルモンで、月経や排卵、妊娠といった生理現象だけでなく、心身の健康にも関わっています。

◆エストロゲン
女性らしい丸みのある体をつくる
 ・子宮内膜を厚くして、妊娠に備える
 ・肌や骨、血管など体の健康を保つ

◆プロゲステロン
子宮内膜を柔らかくし、妊娠しやすい状態にする
 ・水分や栄養を体内にため込む
 ・体温を上昇させる

月経周期にあわせてそれぞれ一定のリズムで分泌され、バランスを保っています。

黄体期には、おりもの以外にもホルモンの影響で体調に変化が現れることがあります。黄体期に起こりやすい症状が気になる方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

妊娠初期と黄体期のおりものに違いはある?

排卵期に妊娠が成立している場合、黄体期にあたる時期から体調の変化を感じる方もいます。とくに「おりものがいつもと違う」と気づいたときに、妊娠の可能性を考える方も多いでしょう。

妊娠初期と通常の黄体期ではどのような違いがあるのか見ていきましょう。

妊娠初期はおりものの量が増える傾向

妊娠すると卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増えるため、妊娠初期はおりものの量が多くなる傾向があります。粘り気が少なく、さらさらと水っぽい状態になることがあり、着床出血によって血が混ざるケースもあります。

そのため、「いつもの黄体期とは違う」と感じる方も少なくありません。

ただし、おりものの様子には個人差があります。妊娠していても「普段の黄体期とあまり変わらなかった」と感じた方もいれば、出血があっても生理前にわずかに経血が混じったためで、妊娠ではないケースもあります。

おりものの状態だけで妊娠を判断するのは難しいといえるでしょう。

妊娠初期のおりものの特徴については、こちらの記事も参考にしてくださいね。

妊娠かどうかはおりもの以外のサインにも注目

おりものの変化はあくまで1つのサインに過ぎません。妊娠の可能性をより正しく把握するには、おりもの以外の体調の変化もあわせてチェックしてみましょう。

代表的なサインには以下のようなものがあります。

  • 基礎体温で高温期が続く
  • 胸の張りや痛みを感じる
  • 強い眠気やだるさがある
  • 予定通りに生理がこない

これらの症状が重なる場合は、妊娠の可能性が高まります。妊娠検査薬を活用し、早めに産婦人科を受診して確認すると安心です。

妊娠の兆候として起きる変化については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

もしかして妊娠?赤ちゃんのために今からできること

まだ検査薬を使うには早いけれど、妊娠しているかもしれない」と思うときは、赤ちゃんのすこやかな発育のために、今からできることを意識してみませんか?

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妊娠以外でおりものが変化する原因

おりものは、妊娠をきっかけに変化することもありますが、それ以外の理由で状態が変わることも少なくありません。体調や生活習慣、年齢など、日常のさまざまな要因が関係しています。

ここからは、妊娠以外で考えられるおりものの変化の原因について、紹介していきます。

  1. 1生活習慣やストレスの影響
  2. 2年齢による変化
  3. 3膣内の菌バランスの乱れ
  4. 4感染症や婦人科系疾患による影響

生活習慣やストレスの影響

おりものの状態には、女性ホルモンの働きが深く関わっています。睡眠不足や強いストレスが続くとホルモンバランスが乱れやすくなり、その結果おりものに変化が現れることがあります。

また、偏った食生活は免疫力の低下を招き、膣内環境の乱れにつながることも。妊活中はとくに栄養バランスを意識して、体の調子を整えておくことが大切です。

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生活習慣の乱れやストレスは、生理周期を乱す原因になることもあります。生理不順が気になる方は、以下の記事も参考にしてくださいね。

年齢による変化

卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌は20代~30代前半をピークに、年齢とともに徐々に減少していきます。そのため、年齢が上がるにつれておりものの量は少なくなり、周期的な変化も不規則になることがあります。

ただし、年齢によるこうした変化は自然な現象であり、誰にでも起こるものなので、過度に心配する必要はありません。

膣内の菌バランスの乱れ

膣内には腸内と同じように善玉菌と悪玉菌のバランスがあり、その働きによって健康が保たれています。ところが、トイレのたびにビデで膣洗浄する習慣があると、善玉菌まで洗い流してしまい、バランスが崩れてしまうことも。雑菌が繁殖しやすくなり、おりものの量や色、においに変化が現れる場合があります。

また、おりものシートを長時間取り替えずに使用するのも要注意!高い湿度や温度で菌が繁殖しやすくなり、膣内環境の乱れにつながる恐れがあります。

感染症や婦人科系疾患による影響

おりものの色や量、においがいつもと大きく違う場合は、感染症や子宮・卵巣の疾患が原因となっている可能性もあります。

免疫機能の低下や性交渉が引き金になるケースもあるため、不安な症状が続くときには自己判断せず、早めに婦人科を受診することが大切です。

いつもと違う気がするけど、受診するべきか迷っている場合は、次で具体的に注意したいおりもののサインをチェックしていきましょう。

こんなときは受診を!注意したいおりもののサイン

次のような症状が見られるときは、病気が隠れている可能性があります。

おりものの状態可能性のある病気
白く酒粕のようにポロポロとしているカンジダ腟炎
黄緑色で膿のように見えるクラミジア感染症
灰色や白っぽく、生臭いにおいのあるさらさらしたおりものが大量に出る細菌性膣炎
黄色や黄緑色で泡状のおりものが、悪臭を伴って出るトリコモナス膣炎

放っておくと自然に治るのが難しい場合や、悪化してしまうこともあるため、早めに婦人科を受診しましょう。

また、自覚症状がない場合でも、妊娠に影響する疾患が潜んでいないか心配な方は、ブライダルチェックを受けるのもおすすめです。詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてくださいね。

おりものによる不快感をやわらげる方法

おりものは体の大切なサインですが、量や状態によっては「下着が汚れてしまう」「においが気になる」など、不快感を感じることもありますよね。

ここでは、日常生活で取り入れやすい、不快感をやわらげる工夫をご紹介します。

おりものシートを活用

下着につくおりものの不快感を軽減したいときは、おりものシートの活用がおすすめです。こまめに取り替えることで清潔さを保ちやすく、快適に過ごせます。

肌が敏感な方向けにコットン素材のものや、においが気になる方向けに消臭機能がついた商品もあります。

最近では「妊活おりものシート」といったアイテムも登場しています。おりものの変化をキャッチして、妊活に最適なタイミングを判断できますよ。詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてくださいね。

デリケートゾーン用ソープでやさしくケア

膣まわりの環境をすこやかに保つために、デリケートゾーン用ソープを取り入れるのも効果的です。

一般的なボディソープはアルカリ性のものが多く、酸性に保たれている膣まわりに使用すると負担が大きい場合があります。その点、デリケートゾーン用に開発されたソープは、膣のpHバランスを崩さないように設計されており、においケアにも配慮されています。

不快感をやわらげつつ安心してケアできるので、毎日のケアに取り入れてみてくださいね。

黄体期を快適に過ごすポイント

黄体期は月経が始まる前で、身体的にも精神的にも不安定になりやすい時期です。基本的には体を温めながら休息をとり、ゆったり過ごすことが大切です。

最後に、黄体期を快適に過ごすためのポイントをお伝えします。

  1. 運動・睡眠習慣を整える
  2. 体を温める食生活を意識する
  3. 不要なものは体に入れない
  4. きちんと朝食を食べる
  5. 意識的にリラックス・リフレッシュをする

1.運動・睡眠習慣を整える

月経前の不調があるなかで、運動をしたくないなと思う方もいるでしょう。とはいえ、体を全く動かさないのも血流が滞りやすく、冷えや不調につながることも。

軽いウォーキングやストレッチなど、体を温め血行をよくする運動を無理のない範囲で取り入れてみましょう。気分転換やリラックス効果も期待できますよ。

妊活中の方は卵子の質を上げる運動にも注目!詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてくださいね。

また、黄体期は女性ホルモンの影響で体温が高くなるため、夜に寝つきにくくなったり、日中に眠気を感じやすくなったりすることがあります。「寝づらいから」といって生活リズムが乱れると、心身のバランスも崩れがちに。

黄体期に限らず、できるだけ規則正しい生活を意識し、十分な睡眠時間を確保することが大切です。

2.体を温める食生活を意識する

黄体期は黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で体温が高くなるため、冷たいものがほしくなるかもしれませんが、体をなるべく冷やさないよう心がけましょう。

また、プロゲステロンは体に水分をとりこみやすくする働きもあります。体が冷えると血流が悪くなり、むくみにつながるため、体を温める作用のある食材しょうがやネギ、かぼちゃなど)を積極的にとり、内側から体を温めるようにしましょう。

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また、湯船につかるなど、体を外から温めるケアもおすすめです。体の内側・外側、両方からのケアをし、冷え対策をしていきましょう。

3.不要なものは体に入れない

食後のコーヒー、眠気覚ましの栄養ドリンクなど、カフェインを摂取する習慣のある人は多いでしょう。適度にとる分には問題ありませんが、カフェインは交感神経を高ぶらせる作用があるため、とりすぎるとイライラしやすくなることがあります。

さらに、カフェインには血管収縮作用があるため、過剰摂取は体の冷えにつながる場合も。ノンカフェイン飲料を飲んだり、とる回数を減らすなど工夫してみましょう。

また、過剰なアルコールやタバコは妊娠の妨げになる場合も。妊娠していた場合でも、赤ちゃんに悪影響を与える可能性があります。

アルコールはむくみの原因にもなるため、できるだけ控えることも意識したいですね。

4.きちんと朝食を食べる

朝食を抜いてしまう方もいますが、黄体期はできるだけ朝食をとることをおすすめします。

黄体期はプロゲステロンの分泌が増えるため食欲が高まりやすく、エストロゲンの分泌が減ることで食欲抑制も効きにくくなります。そのため、月経前に「甘いものが食べたい」「ついドカ食いしてしまう」と感じる方も少なくありません。

朝食を抜くと血糖値の変動が大きくなりやすく、イライラや眠気、集中力の低下につながることも。また、血糖値の変動が大きいほど太りやすいとも言われています。

朝食をとることは血糖値の変動を穏やかにでき、1日の食事リズムにも◎。これを「セカンドミール効果」と呼び、1日の最初の食事が次の食事の血糖値に影響することが知られています。

おすすめは、フルーツ(りんごやバナナ)、全粒粉のパン、きのこ類など、食物繊維を多く含む食材です。普段朝食をとらない方も、フルーツを足す、パンを全粒粉に変えるなど、少しの工夫から始めてみましょう。

5.意識的にリラックス・リフレッシュをする

朝起きたらカーテンをあけ、朝日を浴びましょう。日光を浴びることで自律神経が整い、黄体期に起きる不調をやわらげる効果が期待できます。

さらに体内リズムが整うため、夜も眠りやすくなります。月経前の不調がある場合でも、一度体を起こして、朝日を浴びることを意識してみてください

また、黄体期は妊娠の可能性や妊活のことを意識してソワソワしたり、気分が落ち込みやすくなる時期でもあります。ストレスをためないよう、家族やパートナーと話す時間を持ち、自分なりのリフレッシュ方法を取り入れるのもおすすめです。

普段から、自分が心地よく過ごせる方法を見つけておけるといいですね。

妊娠に向けた体づくりを意識したい方は、以下の記事も参考にしてくださいね。

おりものの変化をチェックして、前向きな気持ちで妊活を

黄体期はおりものの量が減少する傾向がありますが、妊娠している場合は増えることもあり、いつもと違いを感じる方もいるかもしれません。ただし、個人差が大きいため、おりものの変化だけで妊娠の有無を判断するのは難しいでしょう。

おりものの変化に加えて、基礎体温や体調の変化もあわせてチェックすることで、自分の体のリズムをより正確に把握できます。妊娠に向けて体づくりを整えたい方には、栄養バランスや温活をサポートするmitasシリーズの活用もおすすめですよ。

また、おりものの変化は妊娠だけでなく、体調や生活習慣などさまざまな要因によっても起こります。色やにおいに不安がある場合や、いつもと違う変化を感じたときには、自己判断せず早めに婦人科を受診するようにしましょう。

おりものの変化に気をつけながら、妊娠に向けて前向きな毎日を過ごしていきましょう。

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