2025-11-05
ノビレチンとは?成分情報やおすすめの機能性食品・サプリメントを紹介

「ノビレチンにはどんな効果や効能があるのか知りたい」
「ノビレチンを摂取する際の注意点は?」
上記のような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
ノビレチンはシークワーサーに多く含まれており、認知症やメタボリックシンドロームを予防する効果があります。
しかし、ノビレチンを過剰に摂取すると、胃腸が荒れるため、適量を効率的良く摂取しましょう。
本記事では、ノビレチンを効果的に摂取する方法や効果・効能、副作用について解説します。本記事を読むことで、ノビレチンの特徴を理解し、効率的な摂取が可能になるでしょう。
ノビレチンはサプリメントで摂取することで、効率的に取れます。
この記事に登場する専門家
ノビレチンとは

ノビレチンとは柑橘系の植物に多く含まれてる成分で、フラボノイドの一種です。
フラボノイドは植物に含まれるポリフェノール化合物であり、多くの果物や野菜、お茶、ワインなどの食品に含まれています。
特にシークワーサーにはたくさんのノビレチンが含まれており、温州みかんやかぼす、ポンカンよりも多い含有量を誇っています。
また、ノビレチンはアレルギーやがん、アルツハイマー病の予防にも効果があるため。健康食品の材料としても使われることが多いです。
ノビレチンの効果・効能について

ノビレチンは健康に良いと聞いたことがある反面、どんな効果・効能があるのかわからない方も多いでしょう。
効果・効能を理解したうえで摂取すれば、効率良く病気の予防ができます。
本章では、ノビレチンの効果・効能を6つ紹介します。
- 認知症の予防
- メタボリックシンドロームの抑制
- 血糖値上昇の抑制
- アレルギーの抑制
- 痛みや炎症の抑制
- 癌の抑制
それぞれ解説します。
ノビレチンの効果①:認知症の予防
ノビレチンは、アルツハイマー型認知症の予防に役立つとされています。
アルツハイマーは認知症の中で最も一般的な病気で、脳の神経細胞が減少して脳が小さくなることで、思考や記憶に問題が生じます。
アルツハイマーの特徴的な症状は、脳に「アミロイド斑」ができることです。
アミロイド斑とは、アルツハイマーやパーキンソン病に関連しているタンパク質の塊で、神経細胞の機能を妨げると考えられております。
ノビレチンは、アミロイド斑の原因となる物質を減らす効果があり、脳の情報伝達を活性化する作用も持っています。
ノビレチンの効果②:メタボリックシンドロームの抑制
ノビレチンはメタボリックシンドロームの予防に役立つ成分であり、脂肪細胞の働きを調整し、脂肪の分解を促進します。
メタボリックシンドロームとは、複数の代謝異常が現れる状態のことです。おへその高さで測った腹回りが、男性85cm以上、女性90cm以上、さらに血圧、血糖、脂質のうち2つ以上が基準値の範囲を超える場合に診断されます。
ノビレチンは、メタボリックシンドロームの原因にもなっている血糖値や血圧の上昇を抑える効果も持っています。
ノビレチンの効果③:血糖値上昇の抑制
血糖値の上昇を抑えるためには、インスリンという血糖値の調整を行う分泌ホルモンを抑えなくてはなりません。
ノビレチンは、インスリンの効果を抑えるアディポネクチンの分泌を促す働きがあります。
ノビレチンを摂取することで、アディポネクチンが分泌され、血糖値を抑えられるため、糖尿病といった病気の予防効果が期待できるでしょう。
ノビレチンの効果④:アレルギーの抑制
アレルギー反応は、通常は無害な物質(アレルゲン)に体が過剰に反応することが原因で起こります。
特定のアレルゲンを有害と識別する抗体が生成され、そのアレルゲンと再度接触すると、細胞の活性化・ヒスタミンの放出が起こり、アレルギー症状が現れます。
ノビレチンにはアレルギー反応の一因であるヒスタミンを減らす働きがあり、摂取すればアレルギー症状を和らげられるでしょう。
ノビレチンの効果⑤:痛みや炎症の抑制
炎症は、メタボリックシンドロームといった生活習慣病や動脈硬化などの病気と関連深いです。
炎症が発生する原因にはタンパク質が関与しており、タンパク質を活性化することで炎症の抑制に期待できます。
ノビレチンにはタンパク質を活性化させる効果があるため、摂取することで痛みや炎症を抑えてくれるでしょう。
ノビレチンの効果⑥:癌の抑制
近年、ノビレチンには発がん抑制作用があることが明らかになっています。
実際の研究において、ノビレチンには癌の成長を抑える効果が確認されており、マウスの皮膚やラットの大腸での実験に成功しています。
そのため、人間にも同様に癌の抑制に効果が期待できるでしょう。
ノビレチン含有量ランキングTOP4

ノビレチンを効率的に摂取するには、含有量の確認が大切です。
柑橘系にはノビレチンが多く含まれており、少ない食事量でも効率的に摂取できます。
柑橘系の中でもノビレチンが多く含まれている食品は以下のとおりです。
| 柑橘系の種類 | ノビレチン含有量(100g中) |
|---|---|
| シークワーサー | 267mg |
| ポンカン | 127mg |
| カボス | 89mg |
| 温州みかん | 24mg |
ノビレチンが特に多く含まれている柑橘系は、シークワーサーです。温州みかんの10倍以上の含有量があるため、効率的に摂取したい方にはシークワーサーがおすすめです。
ただし、ノビレチンは皮に多く含まれているため、皮も有効に摂取できる食べ方が望ましいでしょう。
ノビレチンの1日の摂取量|取り過ぎによる副作用とは

ノビレチンの1日の摂取量は、38.5mg〜55mgとされており、純度100%のシークワーサーの原液70〜100mlに相当します。
38.5mg〜55mgのノビレチンを摂取するために、1個あたり18gのシークワーサーを食べると仮定します。
18gのシークワーサーのノビレチン含有量は、約48.06mgです。
そのため、38.5mg〜55mgのノビレチンを摂取するためには、毎日シークワーサーを1〜2個食べ続ける必要があります。
ノビレチンを多く含むシークワーサーを過剰に摂取してしまうと「クエン酸」によって、胃腸が荒れる可能性があるため注意が必要です。
またシークワーサーには、ヘスペリジンという成分も含まれています。
ヘスペリジンは血流を良くする効果がある反面、多く摂取すると、お腹が緩くなる場合があります。
ノビレチンを効率的に摂取するならサプリメントがおすすめ!

1日に必要なノビレチンを摂取しようとすると、シークワーサー1〜2個分を毎日食べ続けなければなりません。
シークワーサー1〜2個分を毎日食べるのは現実的に難しく、クエン酸によって胃腸に影響が出てしまう可能性も考えられます。
そのため、体の負担を抑え、効率的に摂取するならサプリメントがおすすめです。
サプリメントなら、食品から摂取しにくいDHA・EPAだけでなく、そのほかの日常的にかけている栄養素も配合されている商品もあります。
プラズマローゲンや亜鉛、ビタミンB群、商品によってはノビレチン、テアニン、なども配合され、多くの栄養素を同時に補給できます。
まとめ

本記事では、ノビレチンの特徴や効果・効能、副作用について解説しました。
ノビレチンは、温州みかんやかぼす、ポンカンに含まれていますが、特にシークワーサーの含有量が多いです。
ただし、ノビレチンを必要量摂取しようと思うと、シークワーサー1〜2個分の原液を摂取しなければなりません。そのため、サプリメントで摂取するのがおすすめです。
この記事に登場する専門家
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